NPOソーシャルファームさんじょう
農業・スポーツを活用した「人づくり」を目指すコミッション
- 設立の経緯
- ・民間企業で農業関連事業や指定管理事業を手掛ける代表が「人づくり」を通じた下田地域の活性化を目的に設立
・農業の担い手不足問題を、アスリートのセカンドキャリア支援によって解決できるのではないかという構想から、農業、スポーツ、地域交流を柱とした取組を行う
- 基礎情報
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- 所在地
- 新潟県三条市
- 設立
- 2015年4月
- 予算
- 9,600万円(2021) ※協力隊員20人×480万
- 職員数
- 20人
- 組織体制
ポイント
プロバスケットボールチームの設立・運営を通じて地域を活性化
東京2020大会の正式種目にもなった3人制バスケットボール「3×3」のプロチーム「SANJO BEATERS」を2019年4月に設立。
スタッフと選手の一部が下田地域で活動。練習や大会などの競技活動を続けながら、スクールやアカデミーの開講、農業サポートにも携わっており「半農半バスケ」で競技を継続できる環境が実現している。
2022年には、3人制バスケットボールプロリーグ「3×3.EXE PREMIER」の各受賞者を表彰する「3×3.EXE PREMIER 2022 AWARD」が行われ、地域発展と普及に貢献したチームに贈られる「3×3 Town Award」を受賞した。
2023年2月にはSANJO BEATERSの選手がバスケットボールの短期交流を図るためスペインに赴き、下田地域の子どもと海外との接点の創出、交流の可能性の拡大をねらいとした活動を行っている。
スポーツ事業や農業事業を行う多数の地域おこし協力隊が活動中
スポーツ班、農業班、教育班、移住支援班の4つの班で構成され、約20名の地域おこし協力隊が活動を行っている。
三条市地域おこし協力隊の採用支援、着任時のサポート、活動支援なども同団体が担っている。
地域おこし協力隊の任期後も活動を継続できるように、資格取得や研修セミナーの参加などのキャリアアップに向けた活動を推奨しており、任期終了後の定住に向けた支援を行っている。
運動部活動の地域移行を見据えた準備
幼稚園や小中学校において、バスケットボールスクールや巡回指導を行っていた実績から、学校現場における指導の話が浮上している。
2023年度から段階的に始まる運動部活動の地域移行を見据え、地元のクラブチームの指導者や関連団体と協力しながら、指導体制を構築していく予定。
現在、三条ビーターズアカデミーで小中学生のひとづくりを展開している。