NPO法人 掛川市スポーツ協会
スポーツ協会を稼ぐ事業体としたコミッション
- 設立の経緯
- ・2003年10月の総合体育館「さんりーな」整備後、2005年10月に体育協会が総合型クラブの経営を開始
・2010年から「体協農園(掛ファーム)」「体協ツーリスト(掛ツアー)」「い〜さ(掛マネー)」の事業を開始
・「体協農園」「い〜さ」は現在廃止となったが、新規事業に取り組む姿勢は前会長の時代から継続している
- 基礎情報
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- 所在地
- 静岡県掛川市
- 設立
- 1946年4月(法人設立:2002年4月)
- コミッション事業開始
- 2010年4月
- 法人予算
- 4億7,000万円(2021)
- コミッション事業予算
- 131万(2021)
- 法人職員数
- 83人(うち正規雇用者12人)
- コミッション事業担当職員数
- 8人
- 担当部署
- 協働環境部文化・スポーツ振興課
- 組織体制
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ポイント
総合型地域スポーツクラブの運営
2003年10月、それまで総合体育館が存在していなかった掛川市に東遠カルチャーパーク総合体育館、通称「さんりーな」が整備された。これを有効活用するための手段として、当時の市と体育協会によって総合型地域スポーツクラブ「掛川総合スポーツクラブ」が設立された。体育協会が総合型クラブを運営した理由は、指導者の多くは競技団体に所属しているため、統括団体である体育協会が運営したほうがスムーズであること、将来的に総合体育館を拠点として体育協会や総合型クラブが自主運営を出来るように考えたことがあげられる。
現在協会は「さんりーな」を始めとして市内13施設の指定管理業務を受託しており、各施設を活用して60種目・161プログラムを提供している。会員数は2,000人を超え、収入もスタート時の2倍以上となっている。

スポーツツーリズム(掛ツアー)事業の実施
2010年、トランポリン競技のインド・パシフィック大会が掛川市で開催されたことをきっかけに、第2種旅行業を取得、有資格者を配置してスポーツツーリズム事業を開始した。スポーツによる地域活性化を目的にコミュニティビジネスとして宿泊施設や会場の予約、弁当などの合宿で発生する需要をワンストップで受けることができる。年間では10件程度の合宿を受入れ、野球・水泳・トランポリン・アメリカンフットボールといった競技で学生や社会人等のスポーツ合宿の誘致・手配なども手掛けている。


物販事業による収入
2002年より開始した事業。地元の野菜や大会に合わせた手土産、季節限定商品などを販売している。また、オリジナル商品として洋菓子なども販売しており、年間数百万円の売上は貴重な収入源となっている。このほか、指定管理施設に置く自動販売機による収入や、教室開催時に使用するグッズまたは弁当などによる収入もある。

