フェンシングのまち沼津推進協議会
フェンシングを軸にまちづくりを推進するコミッション
- 設立の経緯
- ・東京2020大会におけるフェンシング代表チームの事前合宿誘致活動を契機に、「スポーツを通じたまちづくり」を掲げる沼津市と、「フェンシング地方拠点構想」を持つ日本フェンシング協会のビジョンが合致し、2019年2月に包括連携協定を締結
・フェンシングのまちとしてのブランド化を進め、交流人口の拡大と競技の普及を図るため、継続的に事業を推進するための官民連携組織を2020年に設立
- 基礎情報
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- 所在地
- 静岡県沼津市
- 設立
- 2020年6月
- 予算
- 3,300万円(2022)
- 職員数
- 3人
- 担当部署
- 沼津市産業振興部ウィズスポーツ課
- 組織体制
ポイント
指導環境の充実を目指しオリンピアンを採用
全国初となる日本フェンシング協会との包括連携協定の締結を契機に、フェンシングのトップレベルの選手が育つ環境づくりや裾野の拡大に力を入れるようになった。
2019年には、日本代表コーチやJOCエリートアカデミーコーチを歴任し、海外での指導研修も受けた長良将司氏を日本フェンシング協会から沼津市職員に迎え入れ、世界大会の金メダリストの輩出に向けて少年期からの一貫した指導環境が実現している。
活動拠点となる施設「F3 BASE」を運営
競技の普及活動並びに、代表チーム、民間クラブ、大学、高校などの合宿誘致に対応するため、アクセスの良い沼津駅前にフェンシング交流拠点施設「F3 BASE」をオープン。フェンシングの金メダリストを輩出という目標をかかげる。
施設内にはフェンシングを行う設備だけではなく、トレーニングマシンやシャワールーム、洗濯機などが備えられており、練習・合宿環境の充実を図っている。
会員の主体的な参画を可能にする官民連携体制の構築
同コミッションは、沼津市と多様な民間事業者、個人のほか、スポーツ関係団体などで構成されており、2022年4月1日時点の会員数は58となっている。
2025年までに会員数100を目指しており、民間事業者等のノウハウやアイディアを取り入れ、より効果的な事業を実施していきたいと考えている。
事務局は行政が担っているが、財源の確保、事業立案・運営などもすべて会員と共に行っている。まちづくりに深く関わっている会員が多く、ネットワークを活かし会員獲得や協賛営業にも動いている。