一般社団法人 土佐町スポーツコミッション
唯一無二の環境を活かした小さなまちのコミッション
- 設立の経緯
- ・カヌー競技に適した「さめうら湖」(早明浦ダムが形成した人口湖)を活用した地域活性化を目指す
・カヌー競技を地元高校の魅力化のツールとして位置づけ、地域外からの入学者(留学生)の確保をねらう
・2020年7月に完成した「さめうらカヌーテラス」の管理運営を担う組織としてコミッションを設立
- 基礎情報
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- 所在地
- 高知県土佐郡土佐町
- 設立
- 2021年3月
- 予算
- 26,370千円(2021)
- 構成団体
- 土佐町、NPO法人さめうらプロジェクト、㈱そらみる、NPO法人さめうら観光協会、土佐さめうら企業組合
- 担当部署
- 企画推進課
- 組織体制
ポイント
競技カヌー及びスポーツツーリズムの推進
さめうら湖は人口湖のため波も少なく、水質も良く、広大であることから直線の練習コースが設置出来るため、競技カヌーやパドルスポーツに適している。これらの振興のため、カヌー強豪国ハンガリーから元世界チャンピオンをコーチとして招聘し競技者の育成に取り組んでいる。また、小学生〜高校生(嶺北高校魅力化による既存カヌー部の強化)を対象としたクラブチーム「さめうらカヌーアカデミー」を創設した。
さらに、こうしたカヌー・パドルスポーツに適した環境を活かし、高校・大学・社会人のクラブチームを対象とした合宿誘致事業やSUP・レジャーカヌー等のアウトドア・アクティビティスポーツによるツーリズム事業を行っている。
事業推進のための施設整備
さめうら湖でのカヌー競技の推進のため、2つの施設(ハード)を整備した。1つが老朽化していた公設民営の宿泊施設「さめうら荘レイクサイドホテル」のリニューアル(2018年12月)、もう1つがスポーツ観光拠点施設「さめうらカヌーテラス」の新設(2020年9月)である。特にカヌーテラスは、カヌー艇庫、ジム機能、カヌー練習用プール(国内初整備)、カフェ、観光インフォメーション機能などを備えており、土佐町のスポーツ及び観光の拠点となる複合型施設となっている。
多様な人材の確保
地域に人材が少ないことから、積極的に外部人材の確保・活用を行っている。事業の責任者として事務局長を1人、事業を担当する人材として地域おこし協力隊を7人土佐町の外から採用している。事務局長は公募を実施し、広く全国から優秀な人材を求めた。地域おこし協力隊の採用はどの自治体でも簡単ではないが、民間企業に対する町長の手紙を添えたアプローチ、現地での移動に必須な車の用意、家賃の補助、県の移住促進担当者との連携などによって確保している。