一般社団法人 ツノスポーツコミッション

活動エリア
宮崎県都農町
人口
9,758人(2022.2)
面積
102.1㎢
位置
宮崎県の中東部、日向灘に面する
取材年度
2021年

スポーツ移住×地域課題解決=コミッション

設立の経緯
・2010年の口蹄疫発生後、地域住民有志により疲弊した町を盛り上げるためのスポーツイベントを開催
・2018年に民間人主体で町に働きかけスポーツ産業検討委員会を設置、スポーツ産業展開の必要性を議論
・スポーツで人・事業・企業を呼び込み地域課題の解決を目指すツールとしてコミッションを設立
基礎情報
所在地
宮崎県児湯郡都農町
設立
2019年4月(法人化は5月)
予算
1億円(2021)
職員数
24人(すべて地域おこし協力隊)
担当部署
まちづくり課
組織体制

ポイント

サッカークラブの誘致

 宮崎市に拠点を置き、九州サッカーリーグに所属していた「J.FC MIYAZAKI」(現・ヴェロスクロノス都農)を都農町へ移転させ、トップチーム及びアカデミー(高校生年代)の選手に移住してもらった。都農町は少子高齢化、労働者不足、後継者不足の課題解決のため、サッカークラブは練習場、仕事の提供、セカンドキャリアの課題解決のため、互いに補い合える関係を目指す。この事業を「つの職育プロジェクト」と命名。

地域おこし協力隊制度の活用

 コミッションの運営メンバー及び一部の選手は地域おこし協力隊として都農町に移住。地域おこし協力隊を兼ねる選手は、協力隊の業務を行わないプライベートな時間帯をプレーヤーとして活動している。例えば、午前中はサッカー選手として練習等を行い、午後は地域おこし協力隊として地元の農家での農作業の手伝い等を行う。

若者を育てる「アカデミー」の設置

 「スポーツ」「生活」「教育」「職育」を通して若者を育てるプロジェクト。ヴェロスクロノス都農U-18の選手としてサッカーに励みながら、 寮での集団生活、通信制高校との提携による教育支援、地元企業等の協力による職業体験によって、地域社会の模範となる「よき社会人」の育成と若者がチャレンジしやすいまちづくりを目指す。