福岡県スポーツコミッション
県内市町村の魅力発信や特徴を重視したコミッション
- 設立の経緯
- ・福岡県スポーツ推進計画の後期計画(2019〜2023年度)に基づいた「スポーツ立県福岡」の実現に向けて、スポーツがエンジンとなり発展する地域を目指し、スポーツ、観光産業などの企業、スポーツ団体、地域が一体となりスポーツを通じた地域の活性化に取り組む組織として、2020年11月に設立
・「スポーツ大会の誘致・開催」「スポーツ合宿の誘致」「スポーツツーリズムの推進」が3つの柱
- 基礎情報
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- 所在地
- 福岡県福岡市
- 設立
- 2020年11月
- 予算
- 7,000万円(2022)
- 職員数
- 6人
- 担当部署
- 福岡県人づくり・県民生活部スポーツ局企画課スポーツ交流係
- 組織体制
ポイント
県内市町村の特性を踏まえたスポーツ合宿のマッチング
競技団体等からスポーツ合宿の依頼・相談を受けた際、県内市町村のスポーツ施設や宿泊施設の特徴を踏まえてマッチングを図っている。
県内市町村のスポーツ施設や宿泊施設の設備・状況については、市町村へのヒアリング調査によって把握しており、スポーツ・教育関係者からの口コミも参考にしている。収集した施設の情報はウェブサイトで公開しており、デザイン性を高めるなどユーザビリティが良くなるように工夫している。また、ウェブサイト内の施設情報データは、市町村が直接更新可能な設計である。
コミッションとして、県内すべての市町村がスポーツによる地域活性化を実現できるよう支援したいと考えており、市町村の強みとなる競技種目を助言するなど、スポーツ合宿のマッチングを図る際にも留意している。
訪れた選手等に合宿地の魅力を発信してもらえるように補助金制度を設計
事業の大きな柱のひとつである「スポーツ合宿の誘致」については補助金制度があるが、継続して合宿に訪れてもらえるよう、原則として3年間の補助を行う仕組みとなっている。なお、補助率は初年度が1/2補助、2年目が1/3補助、3年目が1/4補助である。
補助金の要綱に、選手等がSNSで合宿地の魅力を発信する要件を盛り込み、合宿地や県の魅力が他の選手やチームに伝わる機会をつくっている。また、選手等のファンが投稿を目にし、スポーツ以外の目的でも福岡を訪れてもらうことで、交流人口の増加も目的としている。
活動の方向を舵取りする運営委員会の設置
スポーツ立県福岡の実現に向けて効果的に活動していくため、学識者、民間企業、スポーツ関係団体、行政から構成される福岡県スポーツコミッション運営委員会を設置して審議している。
委員会の開催は年に2回程度だが、必要に応じて個別に委員へアドバイスを求め、外部からの意見を積極的に取り入れる体制を採っている。